(3代目)PS3を買いました

先日、初期型のPS3を買いました。
普通に動きましたが、ファームウェアをチェックしたところバージョンは3.70。
もちろん『真っ当に』使う分には全く問題ありません。
そもそもわざわざ初期型のPS3を買ったのはSACDを再生してみたいから。
それだけの理由だったのでファームウェアなど気にしていませんでした。
条件が揃えばリッピングができることは知っていましたが、そこまですることはないだろうと思っていましたし。


しかし、


いつもカーナビで再生しているゲームセンターCXのDVD。
迂闊にも連日の炎天下のなか、カーナビに入れっぱなしにしていたためか再生が難しくなってしまったのをきっかけに、心が変わる。
…ダメだ。生きる者はいつか死ぬ。形あるものはいつか壊れる。この世にカオスをもt
やはりSACDのデータをパソコンに残して不測の事態に備えたい、と思うようになってきました。


10月から施行される改正された著作権法、いろいろ騒がれているこのご時勢ですが、
今は非常時に備えてのバックアップ・リスクヘッジの手段のひとつとして考えよう。…まだ9月だし。
せっかく店に金払って買ったものをもう失いたくはありません。
…それにSACDリッピング、正直に言って全く興味がないといえば嘘になる。
知的好奇心を刺激しまくってくれるネタではあります。


さてそんなSACDリッピングもといバックアップ。それをやるにはまず、
ファームウェア3.55以下の初期型PS3の入手が必須条件です。
SACDリッピングツールをPS3で動かすには、正規のファームウェアを、改造した非公式のファームウェア「CFW(カスタムファームウェア)」に入れ替えなければなりません。
このCFW、本体のファームウェアが3.55以下でなければ入れることができないらしいです。
3.55より上のバージョンのPS3(例えば私の持つPS3)には入らないということになります。
ファームウェアをダウングレードする方法は存在しないわけではありませんが、方法を見るに現実的に困難と言わざるを得ません)
なのでファームウェア3.55以下であることは絶対条件。
もちろんSACDが読み込めなければリッピングのしようがありませんので、初期型のPS3であることは絶対です。


…………そんなもん、この世にあるんかいな。あったとしても諭吉さん10人分とかじゃ手が出せないぞ。


しかしそんな折、幸運にもファームウェア3.55以下とPOPに明記されてる初期型PS3に巡り合う機会に恵まれました。
わざわざファームウェアに触れるあたり、事情が「わかってる」っぽいこのショップ。
価格は本体と電源コードのみで23,000円。出せない額ではない。
少しだけ躊躇しましたがこれを逃す手はないと思い覚悟を決めて購入。








前置きが長くなりましたが、これが入手したPS3
CECHB00。初期型でHDD容量は20GBです。
先に買ったCECHA00に比べてハードディスクの容量は少ないし、無線LAN・カードリーダーの機能も削られています。
しかしハードディスクなら交換すれば済む話だし、リッピングするのに無線LANやカードリーダーの機能はいらない。
むしろかえって余計な機能がないほうが余計なノイズを出さなくて済む。コンテンツ再生機としては理に適ってるんじゃないかな、とオカルティックなことを言ってみるσ(^^;)


動作確認はOKとありましたが、使用感バリバリのいかにも中古な一品。

…あ、PSのロゴがもげてる。σ(^^;)
まぁリッピングには影響しないだろうからいいか。



ファームウェアは3.21。条件はクリアです。


…よし、ではさっそくSACDリッピングツールを集めるとするか。
しかしもう彼岸も近いというに北国の9月とは思えないこの暑さ。そして初期型PS3は凄く熱くなると聞きます。
せっかく手に入れたこのマシンは本当に壊したくない。 ……すのこタンでも買おうかな。