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今日は夜勤です。
昨日聴いたあのCDが何度も脳内をリフレインしています。
『Wrecking Crew』いい歌ではないでしょうか。
つか、夜勤中思わず歌いそうで怖い…
さ、そんなCDが手に入った旅行、ふり返ってみるとしましょうか・・・

2日目 『自宅に防音室はバンドマンのロマン!』

10:10。
ようやく目覚めた。
Ti-Sは布団の中にいたが、私が目覚めた事に気づくとすぐに起き上がった。
真っ当な社会人らしく、とっくに起きていたらしい。要は私が目覚めるのを待っていたわけだ。
今日は、皆と合流してどこかの温泉宿に一泊する予定らしい。
そして、13時にSulfateが迎えに来ることになっていると。
それまでの数時間、土産の調達がてら、高崎市内を観光することに。


まず、清月堂に行って、銘菓『旅がらす』を買う。
私はサクサクした歯ざわりのこのお菓子が大好きである。
一方Ti-Sは、野菜の風味を生かした煎餅『菜時記』が好みなのだそうだ。
次にカシデ酒屋。ここで群馬の日本酒『水芭蕉』を購入。
吟醸純米吟醸の1升瓶、大吟醸プレミアの四合瓶を。
1升瓶の方は親父といとこに。大吟醸は自分に。
親父もいとこも質より量のザル型酒豪。安っすい酒でも良かったが、ま、みやげだから…な。
ちなみにこの酒の蔵元は沼田I.Cの近くにあるという永井酒造。
今の時期(2月)は大吟醸の醸しをしているので蔵には入れないそうだが、試飲ができるレストランがあるという。
群馬県の北部か…
酒作りを趣味としている私としては、実に興味深い。
今回は無理だが、機会があればいってみたいものだ。


そして昼食。入ったのは自家製うどん屋久兵衛屋。
季節限定メニューというごま鴨汁うどんをセレクト。しかも大盛りで。
食って帰る途中でSulfateからTEL。会社に顔を出さねばならなくなったから1時間ほど遅れるという。
昨日の帰りも12時近くというし、相変わらず忙しくしているようだ。
少々時間ができたので、近くのショッピングセンターへ。
聞けば、まだfantaへ出産祝いを出してないという。おいおい、もう1歳になっちまったぞー。
fantaの息子なら絶対バンドに興味を持つだろう、と子供用ギターを推したが、あえなく却下。
無難にお菓子に。なんでーつまんねーのー。


アパートでおみやげを発送するため荷造りをする。14時、Sulfate訪問。
若ぇなー。相変わらずスリムだ。メタボとは無縁だな。
さっそくSulfateの車に乗り込み、fantaのアパートへ。
今回も道中の運転はSulfateが引き受けてくれた。手間をかけますな。
しかし、私を含めて誰も、fantaのアパートの場所をはっきり知らない事が判明。
感覚でしか覚えていないようだ。ま、なんとかしてくれるでしょうこいつらなら。


一度似た様な外観のアパートに騙されつつ、意外とあっさりfantaのアパートに到着。
そして、1歳になるfantaの息子、通称りんちゃんと初めての対面。
しかし私とTi-S、ムサいめがね野郎2人のいきなりの来襲にりんちゃん硬直。(Sulfateは車内の片付けのためまだ外にいた)
今までいちごを食べていたのが、もはやそれどころではなくなってしまったようだ。ごめんよー。
かくして、りんちゃんとのファーストコンタクトは失敗に終わった・・・
それどころかりんちゃん、かなりのパパっ子のようで、fantaが私たちと出かけようとすると大泣きする。
・・・まさか俺、りんちゃんからすると、大事なパパを連れ去るワルいヤツに見られているのでは…
そう心配するTi-S。うーん確かに。
次会ったとき、みかんを投げつけられなければいいが…
なにはともあれ、これで4人全員揃ったわけだ。
道中でビール・日本酒・ウィスキーとかつまみを買い込み、いざ、宿へ。


今回泊まるのは、赤城温泉ホテル。
赤城山の中腹に位置する旅館のようだ。
名物は、当然温泉。仲居さんによると、源泉を加水も加温もせず掛け流しているという。
チェックインし旅装を解く。さっそく浴衣に着替えて風呂へ。
…実は私、このような温泉宿に泊まるのは初めてなのだ。すっげー新鮮。
湯にじっくりつかる。うー、気持ちいい。身も心も洗われる…


温泉の後は、当然食事。
イワナの塩焼きやすき焼きなど、なんとも豪勢なメニュー。
ワカサギの天ぷらも美味かったな〜。そういや赤城はワカサギ釣りが有名でしたね。
いや〜、堪能堪能。


後は、部屋に引っ込んで、一気に宴会タイム。
こんな席に仕事のグチは似合いません。現在活動中のバンドの話オンリー。
本来、ここでレコーディングする予定だったのが、機材のACアダプターを忘れてきたことが発覚。
仕方がないので宅録は明日へ。今日は徹底的にバンドの話を。
そんな最中出た話題が、Sulfateが近年中に家を建てる、と。
そして防音室、できれば地下室で作りたい、と。
しかし、家って、何かオプションをつけようとすると100万単位で予算が積みあがっていく世界。まさに一生の買い物。
防音室・地下室といった趣味100%のオプションなど、限られた予算の中では真っ先に業務仕分けされるポジション。
さすがSulfate、それをあっさり言ってのける、そこにシビれる、あこがれるゥ!
そこから会話はヒートアップ。
テンションもどんどん上がる。
お酒の度数もどんどん上がる。



時は0:40。お開きと同時に一気にアルコールが全身を駆け巡る。
目を開けても閉じても世界が右方向に回転し続ける。
こりゃ無理だ。寝る前の風呂どころじゃねぇ。
そのまま布団に潜り込む。過去の経験と今のコンディションとを照らし合わせ、自分の未来を分析・予想する。
そして、出した結論。


…朝までに吐く確率、80%!!


まずいまずいまずい。そう思い、ゴミ箱を枕元に引き寄せたのを最後に、そのまま力尽きた…


(続く)