追記 ―よさこいに間に合わなかった訳―

前述の通り、22日は北里三源色のよさこい演舞がある。
これが見たい私は当日早番の仕事をいつも以上にがんばって片付け、かつ同僚に無理を言って早く上がらせてもらう。
おかげで定時より40分遅い16:40には会社を出ることができた。いつもなら18時超え。

会社は八戸にあるのだが、そこから十和田湖に行くには2つのルートがある。
十和田を通るルートと田子を通るルート。（ちなみにもう一つ、キリストの墓で有名な新郷村を通るルートがあって実はそれが一番近いのだが冬季は豪雪のため閉鎖中）
地図ではどっちもだいたい同じ道のり。所要時間2時間くらい。
前は十和田を通って行ったので今回は田子を通ることにする。18:30には着けるだろう。
ステージイベントの順番はおそらくよさこいがトップだろうがそれでも間に合うはずだ。
早番上がりで少し眠気もきていた為、道中のコンビニでエナジードリンクを買って飲みながら運転。

道路標識に従い、田子町内で国道104号線から青森県道21号線に入る。

―――――10kmほど走っただろうか。

突如、『椛山より先、冬季閉鎖中』という電光掲示板が目に入る。愕然。

ここで慌ててカーナビ起動。迂回ルートはない。引き返すしか術はない。
半泣き半狂乱になりながら10kmの道を戻る。往復20km、30分の時間をロスしてしまった。しかし19時までならなんとか。

しかし悪いことに、ここからの道、氷の轍がところどころに残っている。。
そんなわけで先頭を走る軽トラックがすこぶる遅い。時速30kmくらいか。道路状況が悪くて追い抜きもかけられない。
カーナビ起動していたので到着予定時刻が出るが、みるみる時間が延びていく。もはや半狂乱を通り越して発狂。放送禁止用語叫びまくる。

悪いことは続く。
空腹の状態でエナジードリンクを飲んだ為か、腹が落ち着かなくなってしまう。大も小も出たい。
これは幸いにもたまたまトイレを備える駐車帯があったので事なきを得る。
しかし問題はこの後。空腹の状態でエナジードリンクを飲んだのと不測の事態にみまわれて心が乱れた事とあいまって、カフェインの悪影響に襲われる。
焦燥感というか不安感。

山越えルート特有のワインディングロード。ほぼ黒の背景いっぱいにのたうちまわる鮮やかなピンクのルート表示。これが走る度にぐるぐる動く。
写真だし方向も違うし完全な再現ではありませんが、とにかくこれから感じた言いようのないしかし胸がざわつくような恐怖感。
普段ならどうってことのないものですし今改めて見ても何とも感じませんが、とにかくその時は視界に入ることさえ耐えられなかった。
エナジードリンクは長いこと飲んできたが、こんなことは初めてだ。
我慢できずナビを切る。ルートはほぼ一本道だし支障あるまい。

なんとか会場到着。19:10。
しかし駐車場激混み。難民と化す。

・・・・・・・・・

そんなわけでなんとか車を停め、メインステージに着いたのが19:30。もうよさこいは既に終わってましたとさ orz