Grand Cruの仕込み


昨日の深夜〜夜明けのことですが、
アドバンストブルーイングさんで購入したGrand Cruのパーシャルマッシングキットでビールを仕込みました。
パーシャルマッシングは2回目。
半年前にやったことを思い出しながらの挑戦です。


23:00 マッシング
約800gある麦芽を糖化するための作業、マッシング。

2Lの湯に麦芽を全部入れてよくかき混ぜ、66℃〜70℃の温度を1時間保つ。
混ぜた直後から細かい白い泡が液面にぶわーっと沸き立ってくる。
しかしうっかり63℃くらいまで下がってしまったとき、この白い泡が消えてしまった。
そして温度を適正値まで上げると再び泡が立ち上る。
この発泡が、順調にマッシング出来ている証であろうか…


…1時間後。

箸が立つ雑炊状態。液色も濃くなって泡もほとんど立たなくなったし、なめるとなんとも甘くておいしい。
上手くいったとみていいでしょう。
続いてマッシュアウト。
レシピには76℃で10分維持…と書いてあるのだが、『決して77℃を超えないように』の文面にビビって75℃でやってしまう。へたれめ。


0:10 麦汁回収

マッシングの終わった麦芽をざるにあけて麦汁を得る。
再び麦芽を鍋に移して水を2L入れて76℃まで加熱。再度ざるにあける。

最終的に得られた麦汁は約3L。
うんうん。砂糖水とはまた違う優しい甘さです。
去年、同じアドバンストブルーイングさんのキット『アンバーエール』でマッシングをしましたが、それとは麦汁の色が違います。
去年はアンバー、かたや今回はオレンジっぽい色のビール。色も違って当然ですかね。


0:30 煮込み
麦汁に水とモルトエキスを入れよくかき混ぜ溶かす。
蒸発分を見込んで総量は12Lに。
そして蓋をして加熱。

そのまま鍋を背に、コリアンダーを瓶底で押しつぶして砕く。
ここでトラブル発生。
鍋から麦汁が吹きこぼれる。
おかげでレンジ周りが大変なことに。あ〜あ。


沸騰開始から90分間煮込む。強火で。

スパイスなど投入前の煮込み液を採取。よしよし、いい感じの色です。
そしてレシピ記載に従いホップやスパイスを投入。
…やはり強火だと1時間で2L蒸発してしまう。
このままではまた真っ黒くなってしまいかねないので、1Lくらい水を足して10Lを切らないようにする。


2:10、煮込み終了。
蓋をして15分放置。香りを抽出。


2:25、蓋を開ける。

ガーン!! ウォートが黒い!
まさか失敗か!? 煮込み直後は普通だったのに!?
しかしざるでスパイスをさらううちにウォートが混ざってちょっと濃いくらいのオレンジ色になる。あ〜よかった…。


2:30 冷却開始

ウォートチラーを使ってウォートを冷却。
吹きこぼれたレンジ周りの惨状がなんとも…


2:50 発酵容器へウォートを移す
シリコンチューブを使ってサイフォンで鍋からタンクへウォートを移す。
しかしまたもやトラブル発生。
あと残り1L、というところで、ざるで取りきれなかったオレンジピールがチューブに詰まってしまう。
なんとか移そうと悪戦苦闘しているうちに、ウォートが沈殿物と混ざり合ってしまう。
仕方なく移すのを諦める。
スパイス類はお茶バックとかに入れて煮込めばよかったな。くそう。



移し終わったウォート。約7L。
しかし比重を測ると、1.061。
レシピには初期比重1.048とありましたので、かなり濃いです。
…こりゃ、規定どおり10Lにしても大丈夫じゃないか?
というわけで、10Lに調整してみる。



比重、1.048。なんとレシピぴったり。
ウォートを全量移せれば、11Lくらいに出来たかもしれんな〜。まぁ仕方ないか。


3:30 イースト投入
タンクをゆさゆさ揺らしてウォートを泡立てエアレーション。
そして水和させたイーストを投入。
30分してからまたタンクをゆさゆさ揺らしてエアレーション。
そして4:00、仕込み完了! 長かった〜。
道具洗って片付けてレンジ掃除してブログ書いて、さぁ寝るか。





そして今日。
わが地域でも梅雨明け宣言。
そしたら日中の暑いこと暑いこと。
昨日は日中でも25℃程度だったのに今日は30℃オーバー。
エアロックもぼこぼこぼこぼこぼこぼこしていて発酵もかなり激しい。
…まずいなぁ。18℃とは言わなくてもせめて25℃程度で発酵させたかったのに。
とりあえずタンクに濡れタオルでもかけとくか。