16日経過 ―ホップティー―

仕込みから16日経過。
さすがに発酵は終わったようです。
では最後の工程、ホップティーの投入と瓶詰めをやってアメリカンペールエールの完成となります。


まずホップティーの作成。ホップのお茶。
茶葉を湯に浸してお茶とするように、ホップを湯に浸してその液を使うわけですね。



さっそくレシピに従って作業開始。
市販のミネラルウォーター1.5Lを沸騰しはじめまで加熱。
今回は水道水は使わず、市販のミネラルウォーターで仕込んでみているのです。
だいたい70℃くらいになったら火を止め、カスケードホップ20g入れて蓋をして7分待つ。
次は別の鍋にざるをセット。
そしてキット付属の紙パックを口を広げてざるに立てておき、ホップティーの中身を紙パックの中にそっと注ぐ……えっ?
こ、この中に注ぐの?!




 




口を広げた紙パックの直径は6cm程度。注ぎ口のついていない鍋では、立てた紙パックを崩さずに注ぎきるのは至難です。
かといって細くなるようにゆーっくり注ごうとすると液が鍋を伝ってこぼれてしまう。
この作業は、実際のお茶のようにホップの滓と液を綺麗に取り分けるのが目的なのですが、
ホップの滓がろ過されることなく派手に混入してしまうという有様。しかもこの時点で1/3くらいホップティーをこぼして失ってしまいました。
コーヒーの紙フィルターに変えて再度やってみましたが滓ですぐに目詰まりしてNG。
付属の紙パックを切り開いてざるに敷いてフィルターとしてみましたが、フィルターを通るよりも早く液がざる中に広がってしまい、ざるからホップティーがオーバーフロー。
果てには受け鍋の外にまでホップティーが漏れ出るという始末でした。
しかもこの一連の作業をガスレンジの上でやったため、ガスレンジの周りはホップの液やら滓やらでビチャビチャになってしまい、台所はまさに阿鼻叫喚。


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半泣きになりながら、半分くらいになってしまった濁りまくりのホップティーを捨て、ガスレンジや床を掃除する。時は午後10時半。


その後自前のカスケードホップでもってホップティーを作り直し。ミネラルウォーターはもうないので水道水で。



今度は油こしなんかに使うクッキングペーパーをざるに敷いてろ過。
なんとか綺麗に濾すことができました。


せいぜい20分くらいで終わるはずの作業にかかった時間は都合2時間。
ここでタイムアップ。明日は早番なのです。
ホップティーは冷蔵庫に保管しておいて、仕事から帰ってきたら瓶詰めです…