壊れたハードディスクをRMAに出してみる -準備その2-

昨日の続き。RMA準備の後半戦です。



まず「税関告知書」を手に入れる。
郵便局に行き「CN22の税関告知書をください」といえばタダでもらえます。
CN22とCN23の2種類がありますが、300SDR(約4万円)以下の物品を送るならCN22、それ以上ならCN23を使うようです。
今回送るのはハードディスク1台。せいぜい1万円程度なのでCN22を使います。


海外に郵便で送る方法として『EMS(国際スピード郵便)』・『SAL便(エコノミー航空便)』の2種があります。
EMSは発送スピードが速く万一の際の補償もあり。加えて荷物の追跡も可能。WesternDigitalもこちらの発送方法を推奨しています。
一方SAL便は通常の発送方法。荷物の追跡はできませんが安いです。
別に急ぎではありませんしSAL便で送ることにしました。



CN22記入完了。
「内容物の数量及び明細」のところにはHDDとその型番を記載。
あと『In Warranty Replacement』と忘れずに記載。これが重要。
中のハードディスクが交換対象であって新品ではないということを税関が確認するための一文です。
価格やHSコード、原産国は手順指示情報に記載されています。
あとは署名と日付を記入。




さて、いよいよ梱包。
用意したのは以下。

 ・発送するハードディスク
 ・ESDバッグ
 ・色のついたエアキャップ(袋状)
 ・梱包用のエアキャップ
 ・宅配便60サイズ程度の段ボール箱
 ・緩衝材
ESDバッグというのは帯電防止加工された袋。ショップで新品のハードディスクを買うとたいていこの袋に入ってきます。
ちなみにハードディスクがこれに入ってないと保証は無効だそうです。
エアキャップにも色のついたものと無色のがありますが、色のついたものは帯電防止加工されています(例外もあるかもしれませんが)。
ハードディスクを買ったときに付いてきたものを捨てずに取っておいたのでそのまま使います。
緩衝材は、スチロール製のフワフワした球形のもの。俗称モフモフ。
私がPCパーツを通販するときによく利用するパソコンショップアークで使われているものです。


では梱包開始。

まずハードディスクをESDバッグにいれセロハンテープで封をし、色つきのエアキャップで包む。
ショップではバルクのハードディスクはこの状態で売られています。



さらにエアキャップでぐるぐる巻きにして、


 
モフモフを敷き詰めた段ボール箱にハードディスクを収めます。ハードディスクが箱の中心にくるように。
そしてモフモフをきっちり詰め込みます。隙間ができないように。
そして2ヶ所署名した『手順指示情報』を同梱して封をします。これで梱包は終わりです。




RMA Labelを切り取り、



大きい方は箱の上に、小さい方は箱の側面に貼ります。一応破れないように透明な梱包テープを上から貼って保護。
そしてRMA番号を、箱の3面にサインペンで記入。



これで、発送の準備は全て完了しました。
抜かりはない・・・と思いますσ(^^;)