ふすまの張り替えに再挑戦してみました

2回目のふすま張り替え作業は惨憺たる結果に終わりましたが、
嘆いても仕方ない。このままではふすまは綺麗にならない。再チャレンジあるのみ。
たとえ転んでも泣かずに起き上がって反省しつつホコリを払ってまた歩き出せばいいのだ。


というわけで再びふすま紙を買い、ふすま張り替え再挑戦スタート。



まず前回貼るのに失敗したふすま紙を元のふすま紙ごと全部剥がす。
糊でくっついて手で剥がせない紙はカッターで削ぎ取る。そのあと雑巾で拭いて綺麗にする。
そして前回同様、枠にマスキングテープを貼る。ここまでは今までと同じ。


説明書の通りであればここでふすまに合わせて紙の裁断をするのだが、今回はそれをせずいきなり水つけ作業に入る。
濡らすのは霧吹きで。


・・・5分後。
紙も伸びて巻きぐせも取れ、糊も戻ってベタついてきた。
そしたらふすま紙の上にふすまを置いてひっくり返し、おさえハケで撫でつけ貼り付けていく。
下地がベニヤ板なら全く問題ない。紙がたわむこともなく、滞りなく作業は進む。
そして枠ぎわ以外を貼り付け終わる。ここまではほぼ完璧。


そして枠ぎわの決め込み作業だが、これが難関。
竹べらで枠ぎわを決め込んでいくのだが、慎重にゆっくりやってもふとした拍子で紙を破ってしまう。
・・・ここでいまさら気付く。『ひょっとして水が多すぎたんじゃないか?』と。
説明書には約1m四方あたり150〜200mLの水をつけるとあったのでふすま1枚につき400mLの水を吹いたのだが、結果紙がビチャビチャになってダルダルにふやけてしまい破れやすくなってしまった。
霧吹きで吹くんだったら300mL、いや200mLでもよかったかもしれない。



仕方がないので時間をおき、紙がある程度乾いてから再度決め込み作業に入る。
直線はまだいいがしかし角の部分がうまく決まらない。無理に押し込むと破れてしまうし。


 
考えた末、ふすま紙に斜めに切れ込みをいれてみる。角のあたりまで。
すると汚いながらもコーナーの枠ぎわを決め込むことができた。
目算を誤って角からずれて切れ込みを入れてしまったところもあるが、まぁそれは気にしないことにする。
・・・四隅を終わらせていまさら思う。『切れ込み入れるよりも四角く切り取ってしまったほうがよかったんじゃないか?』と。


ふすま紙につけた水もほぼ乾き、ふすまにしっかり貼り付いた頃を見計らってカッティング。
定規をあてがいながらカッターで切っていく。
紙はもうふやけていないのでスムーズに切れる。切ったあとで再度竹べらで決め込む。


 
綺麗に仕上がったところもあれば、まだ完全に乾ききっていなくてふやけていた紙にカッターの刃がひっかかって破れたところもあった。
・・・ここでいまさら実感する。『カッターの刃は3〜4回も切ったら刃先を折って新しくしたほうがいい』と。1枚のふすまを仕上げるのに刃1枚潰すつもりで。



最後にマスキングテープを剥がし、完成。
まぁ、ところどころ汚いところはあるが、素人仕事としてはそこそこではないでしょうか。とりあえず溜飲を下げる。



ちなみに引き手は買ってはあるが、あえてつけない。押入れではなく壁として見立てたいという気持ちがあるのでしばらくはこのままでいく。






しかしこのふすま紙の張替え作業、都合3回やってきたが未だに正解が見えない。



古いふすま紙は剥がしてしまう。
糊を戻す水の量はふすま1枚につきせいぜい250mLで充分。
枠ぎわの決め込み。これは紙が乾く頃、もしくは完全に乾いてから行った方がいいのかもしれない。紙が湿った状態でやろうとしても破いてしまうのがオチだ。
コーナーの決め込みは角を四角く切り取ってから行う。
カッティングはもちろん完全に乾いてから。紙が湿った状態でやろうとしても破いてしまうのが(ry
糊は乾いてしまっていて端はくっつかないと思うので再度紙を湿らせて糊を戻す。最悪市販の糊を買って貼り付ける。
・・・・・いやいやそもそも水を少なくして紙をふやかさなければいきなりカッターで切っても大丈夫ではないか? もちろん刃先は3〜4回切ったら折り取るぞ。



結論としてこう考えてみたのだが、どうなものだろうか?
さらなる実践といきたいところだが、もう2枚とも貼ってしまったし、それに正直、もうこのままでいいやという心持ちになってしまってやり直す気力が起きない。
・・・それに。


今までに買ったふすま紙と、道具を揃えるための出費。
もろもろを考え合わせると、下手すると最初から業者に頼んだ方がかえって安くかつ綺麗に仕上がったかもしれない…


結論。


道具を一から買い揃えて挑戦するくらいなら、最初からプロに頼め。(※但し俺に限る)