サウンドカードの2枚挿しを試してみました


Musketeer3。
真空管とアナログ音圧メーターを備える5インチベイアクセサリー。
サウンド出力をこれに通すことで音と同時にメーターが動きます。
ちなみに真空管をつかったアンプは柔らかいまろやかな音が出ると言われてます。しかしこれはあくまでアクセサリー。
音質を向上させるアイテムではないですが、音がどう変わるか興味があるところですね。



SE-90PCIE-MU 0404PCI。
2chサウンド出力に定評のあるサウンドカード。
SE-90PCIは厚みのあるしっかりした音、E-MU 0404PCIはすっきりクリアで聴きやすい音、と個人的に思っています。
エージングを通り越してもはや壊れかけですが、一応動いてくれています。


これらのアイテムを駆使し、『あること』を企む。それは、


サウンドカード2枚挿し。


まずマシンにSE-90PCIE-MU 0404PCIを挿す。
SE-90PCIはMusketeer3を経由してミニコンポにつなぐ。これは動画再生やサイト閲覧といった普段使い用。これでMusketeer3の音圧メーターも動く。
E-MU 0404PCIはそのまま別のミニコンポに直繋ぎ。そしてfoobar2000で再生デバイスを指定。これは音楽聴き用。ASIOに対応しているのでカーネルミキサーを経由することなく再生できる。
要は普段はMusketeer3の音圧メーターを動かしつつ動画を楽しみ、音楽をガッツリ聴きたい時はサウンドカードそのままのクォリティの音を楽しむ。これが当初の計画。意味があるのかはともかく。
ところが、先述のとおりSE-90PCIは通常ブラケットが見つからずマシンに搭載できない。



代わりのデバイスは何かないか…と家捜ししたところ、TOKYO STYLE S010-Vを発見する。仕方がない、これを使って当座をしのごう。





そうと決まったらサウンドカードを2枚増設。手前側からE-MU 0404PCI、S010-V。奥にあるのはは玄人志向のNO-PCI
それにしてもどこにいったんだかSE-90PCIブラケット…



背面。サウンドカードのライン出力をRCAケーブルでそれぞれミニコンポへつなぐ。

続いてOSのインストール。入れたのはWindows Vista。しかも32bit。
E-MU 0404PCIのドライバやアプリケーションは、XPか32bitのVistaしか対応していないようなのです。
8が出たこのご時勢にVista。メモリ16GBが1万円切りしているこのご時勢に32bitOS。今さら感がハンパないですね・・・



各種ドライバも入って2つのサウンドカードはしっかり認識しました。



次にコントロールパネルのサウンド関連のところで排他モードのところにチェックが入っているか確認。
そのあとメインで使うスピーカーとしてENVY24 Family(S010-V)のところにチェックを入れる。(このとき誤ってE-MU 0404PCI接続のスピーカーを消してしまう…σ(_ _;))



続いてfoobar2000の設定。
ASIOとWASAPIのコンポーネントをインストールしたあと、出力デバイスを"E-MU ASIO"と選択。


手順は以上。これで上手くいくはず…


YoutubeとかWMPとかで動画再生すると、S010-Vに接続したミニコンポから音が出る。Musketeer3の音圧メーターも動いてる。
foobar2000で音楽を再生するとE-MU 0404PCIに接続したミニコンポから音が鳴る。当然Musketeer3の音圧メーターは無反応。
作戦成功です。思い通りに動きました \(^o^)/


しかし困った点がひとつ。
OSをWindows VistaにしたためにマザーボードUSB3.0コネクタが使えない。intelの7シリーズチップセットが標準で持つUSB3.0は、Windows7以降でないとドライバがないためUSB2.0動作になるのです。
外付けHDDとしてUSB3.0対応の裸族のお立ち台を使ってるんですが、USB3.0に慣れてしまった身としてはUSB2.0動作だとファイルコピーが遅くて辛い。
USB3.0増設カードを使おうにも唯一空いてるPCI Expressスロットには、CPUクーラーがでかいため干渉してしまい挿せない。
いやはや、これは困った…